また一段と冷え込んできた今日この頃。
普通に風邪をひいて、普通に寝込んでるsitaranaです。
ところで怪談というと皆さんはどの季節を連想しますか?
日本では夏が定番ですが、なんかファンタジーだと暖炉を囲んで怖い話をしているから冬のイメージもありますね。
自分はもっぱらインドア読書派で、百物語だの肝試しだのやった経験がないので、どちらかというと冬!という感覚があります。
と、いうわけで。
本日のレビューは「8番出口 (The Exit 8)」でお送りします。
Xで見かけて、手の平サイズっぽかったので丁度良さそうだったんですよね。
プラットフォームはSteam。プレイ時間は約2時間。
よろしくお願いします。
不思議の国の地下通路
本作は、広い意味で言えば”脱出系のホラーゲーム”に当たる作品です。
ホラーの方向性で言うと、SF・超常現象・不思議系。
雰囲気的にはSCPとかそういうのの類。
SCPというと知ってる人しか知らん、というか私も詳しくないので雰囲気で使っちゃってますが、
洋館とか廃坑とか、心霊現象系や怨念みたいな感じじゃないですよー、ということです。
↑放り出される先は新宿駅の地下通路みたいな場所
操作系としては一人称視点で、キーボードでWASD+Shjift、カメラで視点操作くらいしかなく、特筆すべき点はありません。
ホラーゲームとしてもシンプルに必要十分というところでしょう。
さて、レビューすると言っておきながらですが、
早速書く内容が尽きました。
というのもですね。
ホラーゲームというジャンルは、”初見で未知と遭遇すること”が割とプレイフィールとして重要だったりすると思うのですが、
本作はその中でも短編。
プレイ時間を見て頂けると分かるように、ちょろっと内容書くだけでほぼネタバレという有様。
ホラー・脱出ものなんて、先の展開が読めてしまったらそれだけで興ざめというものです。
なので、内容については本レビューでは触れないことにします。
感想についても、”~~がどうだった”が割とネタバレ踏んでしまうので、伏字で記載することにします。
ただ、個人的には面白かったので、興味のある方はブラウザバックしてSteamで開発してくるのがお勧めです。
お値段がワンコインなので手軽ですしね。
いいとこ・わるいとこ
読みたいという方だけ反転させてください。
---ココカラ
- 間違い探しという単純なゲーム性だけに、"8回連続で正解する"という塩梅が良い。(1/2)^8となるので、ランダムで突破できる可能性はわずかに0.3%。脳死で突破するには難しく、分かっていれば突破できる程度
- 分かりやすい怪異はパスできると考えても、4連続くらいはプレイヤーが判断する必要があるだろう
- 間違い探しのメタとして、”間違いがない”というパターンが組み込まれているのも、脳死で突破できない要因として優秀
- 怪異の種類も2桁分くらいはあり、バリエーションがある。1時間くらいは飽きない
- 反面、分かりにくい怪異は結構分かりづらい。特に”大きさ”を弄っている怪異は、同一空間内に比較対象が用意されておらず、気づかない人にはとことん分かりづらいのではないかと思う
- 同様に、追跡してくるなどの、場合によっては視界外で異常を発する怪異も食い合わせが悪いように感じた。基本的に異常を感知するためのギミックが視覚 or 聴覚に依存しているケースが多いので、視界外で動作する可能性があるものは聴覚でもアピールがないと気づきづらくなってしまうパターンがあるのではないかと
---ココマデ
まとめ
良作です。
ちょろっとアトラクション楽しむ感じで、スナック感覚でポチっと買って、サクッとクリアする系のゲーム。
割とコンテンツ量重視派な私なのですが、スイカゲームしかり、短い作品も意外と面白いもんなのだなとちょっと新鮮な気分。
普段からゲームやるよーって人に、こんなのもあったよー、って感じで話題に出す。
そんな感じのゲームかな、と思います。